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韓国Kpopオーディション番組「FAN PICK」の仕事


FAN PICK (c) Dal LaLa Network


番販の仕事5年目で新しいチャプターへ


コロナで2歩も海外に出れなかった3年を含み、2018年から「海外番販(海外メディアにコンテンツを販売する)」仕事に携わり5年が過ぎた今、色々な意味で、新しいチャプター、新しいシーズンに突入していると感じている。

その一つの例として、Kpopオーディション番組「FAN PICK」のバイイングがある。

バイイングをするには個人的には体制も十分に整っていないと感じていたので、まだ先の計画と思っていたが、話がトントン拍子に進み、気づいたらバイイングの契約を進め、日本の放送権セールスエージェントとして動くことに決まっていたという感じだ。

自分の気持ちとは裏腹に、機会が訪れる時は扉が簡単に開くことがある。逆もしかりで、逆の場合は重い扉を押そうと必死になっても結局自分が疲れるだけで実らないことも多い。

どの扉を開くか、その先に「誰」がいるかは、個人的にとても重要だと思っているので、今回は、韓国のIPホルダーであるパートナーの粘り強さと柔軟さに感謝している。



FAN PICK という新らしいブランドの誕生


「FAN PICK」はKpopオーディション番組、初のチャレンジを買って出た。

それは、「脱落者がいないオーディション番組」というコンセプト。

これまでのオーディション番組は、参加者が脱落していき最後に生き残った人がデビューするというスタイルだったが、今回は全く新しいスタイルだ。

2話を視聴すればわかるが、2話目で、一番投票数を獲得した人が、「TOP PICK」と呼ばれるデビュー組になる。落ちる人がいない代わりに、デビュー組とそうでない人に別れていく流れだ。視聴者はドキドキ感を味わえないのか?といったらそうでもなく、逆に、テレビから誰も消えることなく、ファンは最後まで自分の好きな練習生を応援できるのは非常に強いポイントだろう。



バイヤーが見た「FAN PICK」の見どころ


バイヤーの立場でみた「FAN PICK」の見どころを3つのポイントで紹介したい。


1. 105か国から応募があった中から選ばれた17名はグローバル

韓国人7名、日本人3名、中国、イラン、ベトナム、インド…と数年前には見ることのできなかった新しい光景だ。参加している日本人3名も負けずと頑張っている。


2.練習生の成長

最初の舞台では、自分をうまく表現できず、緊張する姿にこちらもハラハラするが、

オーディション番組では、ある時から急に成長する人がいたりする面白味があるという(MC イトゥク談 [Super Junior] )。

凝縮された短い時間の中で、人がどれだけ成長できるのかを見ることができるのは視聴者がひきつけられるポイントだと思う。


3.人生ドラマがある

若干19歳であろうが、46歳であろうが、感じる感情は皆同じ。

達成感の喜び、自分の未熟さへの悔しさの涙、中間同士で築いていく友情など

人生ドラマがある。何かに対して全力で取り組む姿は感動を与える。



Music goes beyond the borders


「FAN PICK」を通して、自分にリマインドされたことがある。

それは、「音楽」は何よりも早くボーダーを越えるということだ。

グローバルに成功している番組のフォーマットを見ると一目瞭然、

韓国は音楽番組の世界フォーマット販売で、いくつも成功した番組がある。

Kという言葉がグローバルになったのも、BTSという音楽ジャンルが火をつけた。

わかっていたけれど忘れていたことをリマインドされた気分だ。

「FAN PICK」でデビューするアイドルがネクストBTSやビートルズのようになることも夢ではないかも?と思いながら、「音楽」ジャンルのコンテンツについてもう少し考えていきたいと思う今日この頃だ。




司会:イトゥク (Super Junior)

Teaser はこちら





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